目次
はじめに:CORTISが仕掛けた「二面性」という名の革命
BTSの弟分としてBIGHIT MUSICから6年ぶりにデビューしたCORTIS(コルティス)。彼らはなぜ、懐かしいロック調の『What you want』と現代的なトラップ調の『GO!』という、対照的な2曲で登場したのでしょうか? 本記事では、「ヤングクリエイタークルー」という新時代のアイドル像を掲げる彼らのデビュー戦略を徹底解剖。2曲を比較分析し、彼らがK-POP第5世代の新たな地図を描き始めた理由を解き明かします。
CORTIS 超要約 – 30秒で魅力の核心を把握
- 新時代のクリエイター集団:BIGHIT MUSICから6年ぶりにデビューした5人組。メンバー全員が作詞作曲・振り付けに関わる「ヤングクリエイタークルー」です。
- 計算された二面性:デビュー曲はサイケロック調『What you want』とトラップ調『GO!』の2曲。幅広いファン層の獲得と「ジャンルに縛られない」という宣言が狙いです。
- 本物の実績:リーダーのMARTIN(マーティン)はILLIT(アイリット)『Magnetic』に参加するなど、デビュー前からその実力は証明済みです。
- ファン参加型:TikTokでのダンスチャレンジやMV(ミュージックビデオ)再生が、彼らを応援する重要な鍵となります。

CORTIS ファクトシート – まずは基本情報をチェック
グループ概要
CORTISの基本情報を一覧表で整理しました。公式SNSはファン活動の拠点となるため、ぜひフォローしてみてください。
項目 | 詳細 |
---|---|
デビュー日 | 2025年8月18日 |
所属レーベル | BIGHIT MUSIC |
グループ名の由来 | “Color Outside The Lines”(枠組みを超えて色を塗る) |
ファンダム名 | 未公表 |
公式カラー | 未公表 |
公式SNS | Weverse|X (Twitter)|TikTok|YouTube |
メンバー構成
各メンバーの担当、特徴、そして彼らが「ヤングクリエイタークルー」と呼ばれる所以である具体的なクリエイティブ実績をまとめました。

メンバー | プロフィール | 主なクリエイティブ実績(デビュー前含む) |
---|---|---|
MARTIN (マーティン) | リーダー, 2008年3月20日生, カナダ/韓国 | ILLIT『Magnetic』、TXT『Beautiful Strangers』等の作詞作曲に参加。グループの音楽制作を主導。 |
JAMES (ジェームス) | 2005年10月14日生, タイ/香港/台湾 | TXT『Deja Vu』、ILLIT『Magnetic』等の作詞作曲・振り付けに参加。音楽・振り付け・映像の「アイデアバンク」。 |
JUHOON (ジュフン) | 2008年1月3日生, 韓国 | チームの意見調整役を担う「頭脳」。メンバー間の共同創作プロセスにおける中心的存在。 |
SEONGHYEON (ソンヒョン) | 2009年1月13日生, 韓国 | 練習生時代に100曲以上のトラックを制作。プロデュース、パフォーマンス、ビジュアルを兼ね備えたオールラウンダー。 |
KEONHO (ゴンホ) | 2009年2月14日生, 韓国 | 映画への造詣を活かし、MVのカメラアングルや撮影のアイデアを提案。『What You Want』の映像制作に貢献。 |
戦略的デビューの全貌 – なぜ2曲?『What you want』 vs 『GO!』
結論:ジャンルからの解放と全世代ファンの獲得
CORTISのデビュー戦略の結論は、「特定のジャンルイメージからの解放」と「全世代ファン層の獲得」です。彼らは意図的にサウンドの異なる2曲を提示することで、グループの持つ無限の可能性を最初から示しました。

- 理由:『GO!』はZ世代に響く現代的なトラップサウンド、対して『What you want』はミレニアル世代以上の心も掴むノスタルジックなロックサウンドという明確な役割分担があります。
- 具体例:サウンド、歌詞、MVのコンセプトで両曲は全く異なります。この違いを表で見てみましょう。
- まとめ:この計算された二面性こそが、「Color Outside The Lines」というグループコンセプトの音楽的な体現なのです。
項目 | What You Want | GO! |
---|---|---|
ジャンル | 1960年代サイケデリック・ロック + ヒップホップ・ブーンバップ | 現代的トラップ / シンセポップ |
歌詞のテーマ | 野心的な宣言(「我々は何を成すか」) | 自伝的な自己紹介(「我々は何者か」) |
MVコンセプト | 映画的 & シュール | 生々しい & ドキュメンタリー風 |
キーとなる技法 | トレッドミルを使った振り付け | ワンテイク撮影 |
全体的な雰囲気 | ノスタルジック & アンセム的 | コンテンポラリー & フィルターなし |
深掘り①『What you want』- 懐かしくも新しい反逆のアンセム
この曲の魅力は、1960年代のサイケデリック・ロックと90年代ヒップホップのブーンバップという、異なる時代のサウンドを融合させた点にあります。

- サウンドの仕掛け:幻想的なギターサウンドと骨太なリズムが特徴です。さらに、ジャンルレスな音楽性で知られるアメリカのアーティスト、Teezo Touchdownとのコラボレーションは、彼らのグローバルな野心を示しています。
- 歌詞のメッセージ:「欲しいものは必ず手に入れる」という成功への渇望をストレートに歌っています。
- ビジュアルの革新性:最も衝撃的なのは、トレッドミル(ランニングマシン)を35台も使った前代未聞の振り付けです。これは「枠を超える」という哲学を物理的に表現しており、メンバーが乗り物酔いの薬を必要としたというエピソードからも、その挑戦の過酷さがうかがえます。
深掘り②『GO!』- Z世代のリアルを映す現代的アンセム
『GO!』は、現代的なトラップビートとオートチューンの創造的な使用が際立つ一曲です。
- サウンドの仕掛け:ここではオートチューンを単なる音程補正ではなく、ボーカルを楽器のように扱うための表現手法として活用しています。これはTravis Scottといった現代アーティストとも通じるアプローチです。
- 歌詞のメッセージ:「子供の頃から少し変わっていた」という自伝的な歌詞から始まり、世界を自分たちの色に染めるという決意表明へと繋がります。
- ビジュアルの信頼性:この映像の原型は、メンバーが練習生時代に自主制作したビデオだという点が重要です。ワンテイク撮影という高度な技法も、彼らが本物の「ヤングクリエイタークルー」であることの強力な裏付けとなっています。

ファン活動 実践ガイド – CORTISの”推し方”入門
STEP1:公式デジタル・エコシステムを使いこなす
ファン活動の基本は、正確な情報を得ることです。CORTISの公式プラットフォームを理解し、目的に応じて使い分けましょう。
- Weverse(ウィバース):最重要拠点。公式お知らせ、メンバーシップ限定コンテンツ、メンバーからの投稿などが集約されています。
- X (旧Twitter):リアルタイムでの情報更新や、メンバーからの短いメッセージが発信されます。
- TikTok:ダンスチャレンジなどバイラル(口コミで広まる)コンテンツの中心地です。
- YouTube:MVやビハインド映像など、高画質な公式映像の宝庫です。
STEP2:応援法(응원법)をマスターしてライブに備える
応援法(ウンウォンボプ)は、ファンがパフォーマンスに参加し、アーティストと一体感を築くK-POPならではの文化です。

- 公式ガイドを確認:新曲の応援法は、通常Weverseに公式ガイドが掲載されます。まずはこれをチェックしましょう。
- 構造を理解:応援法は主に、①メンバー名の連呼、②歌詞の合間のコール&レスポンス、③サビの合唱、で構成されています。
- 実践を予測:『What you want』のサビ「What you want!」や、『GO!』の「Go! Go! Go! Go!」は、ファンが一緒に叫ぶパートになると予想されます。今のうちから練習しておくと、ライブでより楽しめます!


STEP3:【海外からでもできる】戦略的サポートで成功を後押し
「いいね」だけでなく、グループの成功に直接貢献できるアクションがあります。
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- アクション① MV再生:YouTubeの公式MV再生回数は、国際的な人気を示す重要な指標であり、韓国の音楽番組ランキングにも影響します。公式チャンネルのMVを視聴することが、直接的なサポートになります。
– アクション② グローバルストリーミング:SpotifyやApple Musicでの再生も、グローバルチャートでの成績に直結します。お気に入りのプレイリストに入れて、日常的に聴きましょう。
– アクション③ チャレンジ参加:TikTokの「#CORTIS_GO_Challenge」のような公式ダンスチャレンジに参加することは、非常に効果的なプロモーション活動です。楽しみながらグループを広めることができます。


まとめ:CORTISはK-POP第5世代の新たな設計図を描く
CORTISのデビューは、単一のイメージを提示する従来の手法とは一線を画し、彼らの広大な創造性を示すポートフォリオそのものでした。自主制作の実績を携えて登場した彼らは、アーティスト性がデビュー時点での必須条件となり得る新時代を予感させます。偉大な先輩の道を追うのではなく、自ら「枠線の外側を塗りつぶし」始めたCORTIS。彼らの物語は、まだ始まったばかりです。

【次の一歩を踏み出そう】
この記事でCORTISの魅力に触れたあなたは、もうコミュニティの一員です。まずは彼らの創造性の原点である公式ミュージックビデオをもう一度観てみませんか?そして、各種ストリーミングサービスで彼らの楽曲を聴き、TikTokチャレンジに参加して、CORTISの歴史を一緒に作り上げていきましょう。