待ちに待ったソウル旅行、何を着ていくか考えるだけでワクワクしますよね!でも、初めてだと「何が正解なの?」と不安になる気持ち、すごく分かります。
そんな皆さんのために、まずは「これだけ押さえれば絶対失敗しない!」という5つの黄金ルールをこっそりお教えしますね。

- ルール1:季節ではなく「気温」で考える。 東京の感覚でいると「こんなはずじゃ…」となりがちです。ソウルは朝晩の気温差が10℃以上になることも珍しくないので、旅行直前に天気予報アプリで最高・最低気温をチェックするのがマストです!
- ルール2:「3つの特殊気象」に備える。 春の「ミセモンジ」(PM2.5)、夏の「ゲリラ豪雨」、冬の「極寒シベリア寒波」。この3つはソウル特有の気候です。それぞれ対策アイテムがあるので、後ほど詳しく解説しますね。
- ルール3:防寒・機能性9割+トレンド1割。 可愛いカフェで写真も撮りたいので、おしゃれも大事!でも、まずは快適に観光できることが最優先です。ベーシックな服装を基本に、トレンドアイテムを1つプラスするくらいが、こなれて見えておすすめです。
- ルール4:スーツケースは半分空けていく。 これが一番大事かもしれません!ソウルは可愛い洋服やコスメが驚くほど安く手に入るファッション天国。お土産スペースをしっかり確保していくのが、旅を楽しむプロのテクニックですよ。
- ルール5:エリア別TPOを意識する。 ソウルはエリアごとに雰囲気が全然違います。学生街でカジュアルな弘大(ホンデ)と、きれいめな大人の街・江南(カンナム)では、ファッションも変わります。訪れる場所に合わせた服装を少し意識するだけで、もっと旅が楽しくなりますよ。
この記事の目次
【理由・具体例】季節別・2泊3日モデルコーデとプロの視点
それでは、春夏秋冬それぞれの季節について、具体的なコーデと、現地で役立つプロのテクニックを見ていきましょう!
【春:3月~5月】寒暖差と「ミセモンジ」を制する華やぎレイヤード術
春のソウルは、お花の景色がとても綺麗でウキウキする季節ですが、服装の準備には最も注意が必要なシーズンでもあります。キーワードは「激しい寒暖差」と「ミセモンジ」ですよ。

気候の特徴
3月はまだ冬の寒さが残りますが、5月になると日中は初夏のような陽気になることもあります。でも油断は禁物!日中は暖かくても、夜になるとコートが必要なくらい急に冷え込むのが春のソウルの特徴です。
そしてもう一つ、春に絶対知っておきたいのが「ミセモンジ」(PM2.5のこと)。特に3月〜5月はピークで、空が白っぽく霞んでしまうことも。喉がイガイガしたり肌荒れの原因になったりするので、しっかり対策しましょうね。

写真映えもOK!2泊3日モデルコーデ
この季節は、温度調整がしやすい「重ね着(レイヤード)」が基本です。
- 主役アウター: 軽やかなトレンチコートが一枚あれば間違いなし。どんなコーデにも合うベージュやアイボリーがおすすめです。風を通しにくい素材が重宝します。中に着込めるように、少しゆとりのあるサイズを選ぶのがポイントです。
- トップス: 薄手のニットやきれい色のブラウスを準備しましょう。日中、アウターを脱いだ時も写真映えします。
- ボトムス: 動きやすいデニムやスラックスが基本です。
- シューズ: カフェ巡りやショッピングでたくさん歩くので、スニーカーやフラットシューズが絶対におすすめです。
- 小物: 首元が寒い時にさっと巻けるスカーフやストールは、コーデのアクセントにもなって一石二鳥。ミセモンジや紫外線対策に、サングラスや帽子もあると便利です。
プロの視点:春は「可愛い」より「健康」が大事!
春のソウル旅では、韓国の人が当たり前にやっている健康対策を知っておくと、とても快適に過ごせますよ。

マスクは「KF94」が新常識!
ミセモンジ対策に、韓国のコンビニやドラッグストアで必ず売っている「KF94」と書かれたマスクを買いましょう。日本の一般的なマスクでは微粒子を防ぎきれない可能性があり、韓国ではこの規格がスタンダードです。
お天気アプリ「ミセミセ」をDLしよう
韓国の人の多くが利用しているのが、大気汚染レベルをチェックできる「미세미세(ミセミセ)」というアプリ。キャラクターの顔と色で汚染度がひと目でわかるので、「今日は屋外の観光はやめて、おしゃれなカフェでのんびりしよう」なんて計画を立てるのにすごく便利です。
ホテルに戻ったら即リセット!
ミセモンジがひどい日に外を歩いたら、髪や服にもたくさん付着しています。ホテルに戻ったら、まずシャワーを浴びてスッキリするのが韓国流。これだけで、喉の不快感や肌トラブルが全然違いますよ。
【夏:6月~8月】高温多湿と「梅雨(チャンマ)」を乗り切る、涼感&快適コーデ
ソウルの夏は、日本と同じか、それ以上にジメジメと暑い季節です。特に「チャンマ」と呼ばれる梅雨の時期の雨対策が、旅を快適にするポイントです。
気候の特徴
7月、8月は平均最高気温が30℃近く、とにかく暑い。日本と違うのは、雨の降り方です。日本の梅雨のように一日中シトシト降るのではなく、短時間で「バケツをひっくり返したような」ものすごい雨が降ることが多いんです。これを「チャンマ」と呼びます。

写真映えもOK!2泊3日モデルコーデ
「涼しさ」「すぐ乾く」「冷房対策」の3つが夏のコーデのキーワードです。
- 主役トップス・ワンピース: 汗をかいても肌に張り付きにくい、リネンやコットン素材のTシャツやワンピースが一番! 特にワンピースは1枚でコーデが決まる上、食べ歩きでお腹がいっぱいになっても楽ちんなのでおすすめです。
- 羽織りもの: 夏のソウルで絶対に忘れてはならないのが、薄手のカーディガンやシャツ。カフェやショッピングモールの中は、冷房がかなり効いていて「寒い!」と感じることが本当に多いんです。
- シューズ: 突然の雨でびしょ濡れになることも考えて、濡れても大丈夫なサンダルがベスト。お気に入りの革の靴やスニーカーは避けた方が安心です。
- 小物: 日差しが強いので、帽子やサングラスは必須アイテム。写真映えもしますしね!丈夫な折りたたみ傘も忘れずにバッグに入れておきましょう。

プロの視点:夏のソウル旅の三種の神器
神器①:携帯扇風機(ハンディファン)
夏のソウルの街を歩けば、誰もが手にしているのがこの携帯扇風機。もはや夏のファッションアイテムの一部です。現地で可愛いデザインのものを買うのも楽しいですよ。
神器②:防水・速乾アイテム
チャンマの時期は、濡れてもすぐ乾く素材の服が本当に役立ちます。お気に入りのバッグには、日本から防水スプレーをかけておくと安心です。
現地の知恵:三伏(サンボッ)
韓国には、夏の暑い時期に栄養満点の参鶏湯(サムゲタン)を食べて夏バテを防ぐ「三伏(サンボッ)」という習慣があります。旅行中にこの日に当たったら、ローカルな食堂でアツアツのサムゲタンを食べて、韓国式の夏バテ対策を体験してみてはいかがでしょうか。
【秋:9月~11月】ベストシーズンを120%楽しむ、洗練された着回しテクニック
空気がカラッとしていて気持ちがいい秋は、ソウル旅行のベストシーズン! でも、「秋」とひとことで言っても、9月と11月では気温が全然違うので注意が必要です。
気候の特徴
晴れの日が多くて湿度が低いので、とても過ごしやすい季節です。ただ、気温の下がり方が急なのが特徴。9月はまだ半袖でOKな日もありますが、11月になるとコートがないと寒いくらいです。

写真映えもOK!2泊3日モデルコーデ
秋のコーデは、脱ぎ着しやすい重ね着「玉ねぎコーデ」が基本です。
初秋(9月~10月中旬)
日中は長袖Tシャツやブラウス1枚で快適ですが、夜は冷えるのでカーディガンやGジャンを準備しましょう。景福宮の美しい景色をバックに、きれい色のブラウスで写真を撮るのも素敵ですね。
晩秋(10月下旬~11月)
ニットやスウェットの上に、トレンチコートやウールコートが必須になります。11月の終わり頃なら、もう冬のコートでも大丈夫。足元をブーツにすると、ぐっと秋らしい雰囲気になりますよ。
プロの視点:秋ファッションは「現地調達」が一番楽しい!
秋は韓国のファッションが一番盛り上がる季節。可愛い新作がたくさんお店に並びます。日本からはシンプルなニットやデニムだけ持ってきて、トレンドのジャケットやスカートはソウルで買うのがおすすめです。弘大(ホンデ)や高速ターミナル(GOTO MALL)なら、驚くほど安くて可愛い服が見つかりますよ。

【冬:12月~2月】極寒ソウルを完全攻略!最強防寒とおしゃれの両立テク
ソウルの冬は、とにかく「想像を絶する寒さ」の一言! 東京の冬の感覚で行くと、本当に驚きます。でも、しっかり準備さえすれば、澄んだ空気の中でキラキラした冬のソウルを楽しめますよ。

気候の特徴
平均気温は氷点下で、一番寒い1月には-10℃を下回ることも…! 「寒波(ハンパ)」と呼ばれる、ものすごく冷たい空気がやってくると、-15℃以下になることもあります。とにかく、日本の冬とは比べ物にならない寒さだと覚えておいてください。

写真映えもOK!2泊3日モデルコーデ
冬のソウルは、おしゃれよりも「防寒」が絶対ルールです。
- 主役アウター:ロングペディン(롱패딩)一択!
韓国の冬の制服といえば、ひざ下まである丈の長いダウンコート、通称「ロングペディン」。これは流行というより、極寒を生き抜くための「生存アイテム」なんです。これを着ていれば暖かいのはもちろん、韓国の街並みにすっと溶け込めますよ。 - インナー: ヒートテックにタートルネックのニットを重ねるのが定番。
- ボトムス: 裏起毛のパンツが最強です。スカートを履きたいなら、100デニール以上のタイツや裏起毛レギンスは絶対に必要。
- 小物: マフラー、手袋、ニット帽は「あれば便利」ではなく「なければならない」三種の神器。冷たい風が顔に当たって痛いので、マスクも防寒具として大活躍します。
- シューズ: 足の裏から冷えるので、内側がボアになっているブーツがおすすめ。道が凍っていることもあるので、靴の裏が滑りにくいデザインを選んでくださいね。

プロの視点:内外の「温度差」を制する者が冬のソウルを制す
室内は常夏?「オンドル」にご用心
冬のソウルのすごいところは、外は凍えるほど寒いのに、カフェやお店の中は汗をかくほど暖かいこと。これは「オンドル」という韓国伝統の床暖房のおかげ。そのため、アウターの下は脱ぎやすい服装にしておかないと、室内で汗をかいて、外に出た時に湯冷めしてしまうので注意が必要です!
カイロ(핫팩)は現地で買おう
ポケットに入れるカイロや貼るカイロは、オリーブヤングなどのドラッグストアで安く買えます。寒い日はお腹と背中に貼るだけで、全然違いますよ。
究極の乾燥対策!レスキューコスメをゲット
寒さと乾燥、そして暖かい室内。冬のソウルはお肌にとってかなり過酷な環境です。もし「乾燥がひどい!」と感じたら、迷わずオリーブヤングへ駆け込んでください。保湿力抜群の韓国のシートマスクやクリームは、緊急ケアにもなる上、お土産にも喜ばれること間違いなしです。
プロが実践するパッキング術と「現地調達」の極意
2泊3日の短い旅行だからこそ、パッキングは賢く、効率的に済ませたいですよね。特にソウルでは「お土産スペースの確保」が最重要ミッションです!

2泊3日の黄金ルール
荷物をコンパクトにするコツは「着回し」をフル活用すること。
- アウターは1着に絞る: 季節に合った万能アウターを1つだけ。
- トップスは2〜3枚: 重ね着できるものと、1枚で可愛く見えるものを。
- ボトムスは1〜2本: 持っていくトップス全部に合う、履き慣れたものを。
- 靴は2足まで: 歩きやすいスニーカーと、気分を変えるもう1足を。
「現地調達」の極意
ソウル旅の上級者は「スーツケースの半分は空けていく」くらいの気持ちでパッキングします。全部日本から持っていくのではなく、「現地で買う」のを楽しみましょう!
ソウルで買うべきもの:
- トレンドトップス: デザイン性の高いニットやTシャツが、驚くほど安く見つかります。
- 靴下・アクセサリー: 可愛くて安いものがたくさん!コーデのマンネリ防止に役立ちます。
日本から持っていくべきもの:
- ぴったりフィットするボトムス: サイズを探す時間はもったいない!自分に合った定番パンツは持っていきましょう。
- 履き慣れた靴: 靴擦れは旅の天敵。絶対に避けましょう。
- 機能性インナー: ヒートテックなど、信頼できるインナーは日本から。
パッキングの裏技
- 圧縮袋の活用: 帰りは、かさばる服を圧縮袋に入れるだけで、スーツケースに劇的なスペースが生まれます。
- 吊るせるポーチ: 洗面用具は吊るせるポーチにまとめると、ホテルの狭い洗面所でも快適に使えますよ。
現地で浮かない!ソウルのエリア別ファッションTPOとショッピングガイド
ソウルが面白いのは、エリアごとに街の雰囲気がガラッと変わるところ。行く場所の雰囲気にファッションを合わせると、もっと旅が楽しくなりますよ。

- 弘大(ホンデ):若者とアートの街
学生街なので、自由で個性的なストリートファッションの若者がたくさん。オーバーサイズのパーカーや古着など、ちょっと冒険したスタイルに挑戦するのも楽しいエリアです。 - 江南(カンナム):洗練された大人の街
高級ブランド店や美容クリニックが並ぶエリア。ファッションも上品でシックなスタイルが中心です。ちょっと良いレストランに行くなら、きれいめなワンピースなどが似合いますよ。 - 聖水(ソンス):おしゃれなトレンド発信地
古い工場をリノベーションしたカフェやショップが集まる、今一番ホットなエリア。トレンドを意識しつつも、どこかリラックス感のあるおしゃれな人が多いです。 - 高速ターミナル(GOTO MALL)・東大門(トンデムン):ファストファッションの聖地
最新トレンドの服が、信じられない価格で手に入る巨大ショッピングスポット。ここでは「今、韓国で何が流行っているか」が一瞬でわかります。宝探し感覚でショッピングを楽しんでください!
エリア | メインスタイル | 価格帯 | ターゲット層 |
---|---|---|---|
弘大 (ホンデ) | ストリート、カジュアル、個性的 | プチプラ~中価格帯 | 10代~20代 |
江南・狎鴎亭 | 洗練、シック、きれいめ | 中価格帯~ハイブランド | 20代後半~40代 |
聖水 (ソンス) | トレンディ、リラックス | 中価格帯 | 20代~30代 |
東大門・GOTO MALL | ファストファッション、トレンド重視 | プチプラ | 全世代 |
これで完璧!知っておきたい韓国の服装マナーと注意点
普通の観光なら、服装で厳しいことを言われることはほとんどありません。でも、ちょっとだけ知っておくと安心なマナーもあります。
- 高級レストラン・バー: 「スマートカジュアル」を意識して。ダメージジーンズやサンダルなど、ラフすぎる服装は避けた方が無難です。きれいめのワンピースやブラウスなら間違いありません。
- 寺院・古宮(景福宮など): 神聖な場所なので、肩が出すぎている服や、短すぎるスカートやショートパンツは避けましょう。
- 結婚式・お葬式: 旅行中に行くことは滅多にないですが、豆知識として。結婚式では花嫁さんの色である「白」は避けるのがマナー。お葬式では黒を基本に、肌を見せない控えめな服装がルールです。

おわりに:自分らしいスタイルで、最高のソウル旅行を
ソウルでの2泊3日は、本当にあっという間です。だからこそ、服装で悩む時間を減らして、その分、街の魅力を思いっきり楽しんでほしい。このガイドが、そのための強力な味方になれば嬉しいです。
基本の暑さ・寒さ対策さえしっかり押さえれば、あとはミキさんらしいスタイルで楽しむのが一番! このガイドを参考に、あなただけの忘れられない最高のソウル旅行を計画してくださいね。
それでは、素敵な旅を!
